2016年2月4日木曜日

ブランドのロゴ 素押しを自社で。 生産風景 刻印編

こんにちは。

バッグ工房サポネッタです。


今日は商品に付いているブランドネーム。

革に刻印するタイプをご紹介します。

半田コテつきの焼き印とかもあり、以前使っていましたが、

時間が掛かるのでやめました。


↑こういうやつです。

箔押し(箔を付けてロゴを打つタイプ)と素押しとありますが、

サポネッタの場合は基本素押しなのでアトリエでやります。

箔押し専門の業者さんがありますが、

あまりよく知らないのと、

1枚足りなくなっても依頼しなければいけない手間がおっくうで・・・

自分でやります。


↑ネームを押す革を抜き型で抜きます。



↓そして登場のハンドプレス。

この機械でプレスします。




この機械は裁断からプレス、素押しをこなします。

かなり優秀。完全に元取ったって感じ!




↑革専用の刻印です。

金属でできたスタンプですね。

好きなデータを送ると1週間ぐらいで作ってくれます。




↑ こんな感じに刻印をおきます。


でプレス機のレバーを下げてプレスすると

素押しのスタンプが付くという仕組みです。




はい、出来上がり!





今日、長崎佐世保市のWAKAKIさんより、

委託で貸し出していたセール商品の残りが返却されてきました。


といっても予想を上回る売れ行きで嬉しかった~




でそのなかに、見た事ないお菓子が入ってました!


九州限定のひよこのフィナンシェならぬピナンシェが入ってました!



わ~~ありがたい!


いただきまーーす!
WAKAKIさん、ありがとうございました!







〒857-0855
長崎県佐世保市新港町2-1
させぼ五番街2F

TEL:0956-59-5751







2016年2月3日水曜日

使い終わったミシン糸の芯ってどうしてますか? 生産風景 小さな金具の小分けのテクニック

こんにちは。

バッグ工房サポネッタです。

ミシン糸を使いきると出てくる、この糸の芯。

いつも何かに使えそうで使えないと思いながらも

活用法が見つからず。

邪魔なので捨ててたんですけど、これの利用方法教わりました!






←使用済みの芯  ミシン糸→



これはカシメという金具です。

大量に渡す時はやらないですが、

ちょこっとだけ渡さなきゃいけない時に小袋に小分けにします。

これが細かくて小袋に入れにくい!

ボロボロこぼれるし!!


そんな時、このミシン糸の芯をロウトの様に使うと便利!


ほらね。



リングだってほらね。

軽くて扱いにくいポリ座だって

らっくらくで小分け完了。

18MMの大きめのマグネットも入ります。

ほら!すごいでしょう?



こんな感じでらくらくに小分けできます。

すごい活用方法!


よかったらお試しあれ。
(ってビニモなんて重要少ないか?)


2016年2月2日火曜日

傷は本革の証し!嫌なら合皮をどうぞ。 作業風景 裁断編

こんにちは。

バッグ工房サポネッタです。



いつもお客様に、

「生産も自分でやってるんですか??」

とよく聞かれます。

私はクリエイターですが、ありがたいことに、

一人で生産出来る本数ではなくなってきました。



なのでお客様には

サンプルは自分で作って(お金ないんで)

生産準備は弊社で行い、

生産は職人さんが縫ってます。と伝えます。




今日から少し、生産準備の作業風景をお伝えしようかと…

非常に地味な作業なので面白いのかわかりませんが、

生産期間中の私の主な作業です。



今回は裁断編。

6~7割ほどは裁断屋さんにお願いしてます。

残りは私の手裁ちです。




生産準備:職人さんに渡す為のバッグの材料を準備する事。

職人さんには”あとは縫うだけよ”ってところまでセッティングして渡しています。




↓まずは抜き型を作り、

裁断屋さんへ素材と抜き型を持ち込んで裁断してもらいます。



↓こちら、めちゃめちゃお世話になっている尾谷さん。

サポネッタのような細かいオーダーも

嫌な顔一つせず受けてくれます。


このクリッカー、1トンとかあって、

置くスペースを選びます。

うちも置けるなら欲しいマシーンです。

アップでみるとこんな感じ。


抜き型を素材の上において、

手元のボタンを押すと”ホリイ”と書いてあるプレートが

水平に降りてドーンと抜き型を押す。

つまり、クッキーを型で抜きくときと同じです。



尾谷さんから上がってきた裁断物を


数はあっているか、

素材は指示通りか、

傷は入っていないかをチェックし、

縫製するときに必要なアタリを入れてセット。




革はこんな感じで裁断されます。



㊤ 革用抜き型

㊥ この抜き型で抜いた革の裁断物

㊦ 革を抜いた跡



で、こんな感じになります。

骨骨な感じ。




傷をよけながら無駄のない様に裁断してきます。

傷はこんな感じでよけますよ。



こうして無駄なく裁断しようと思っても

どうしても取り都合が悪く、

ゆえにコストが上がっちゃいます。

でもこれは天然皮革だからこそ仕方ないです!

だから革は高いんです!




イタリアの場合は、画像のような明らかな傷以外は

結構無視して裁断しちゃいます。



えーって思いますが、

革って言わずもがな”生きていた動物の皮”。

傷はつきものです。


画像のような傷は、その革によって違いますが、

まあまあいっぱいあります。



イタリアの革屋さんに言われたことは、

「お前にだってニキビ跡ぐらいあるだろう!牛にだってあるんだよ!」

そりゃそうだ!


なのでちょっとの傷や色むらは

「本物の革」の証です!

それが嫌なら合成皮革(合皮)でどうぞ。



   ←左側 牛の脚側     右側 牛の背中→

ちなみに革ってこんな感じ。

上の方が少し欠けてますが大きいでしょ?



生き物に感謝!大事に無駄なく使わさせて頂きます!


なんかちょっと話がずれたかな・・・












2016年2月1日月曜日

サポネッタのお客様 ”JOLISAC” からの恐怖の電話

こんにちは。

バッグ工房サポネッタです。

「お客さんはみんなわがまま」
ってよく言いますが・・・

比較的お行儀のいい
サポネッタの顧客のショップバイヤーさんの中にでも、
とんでもないわがままバイヤーが存在します(笑)

それが姫路のJOLISACのDAIちゃん!

DAIちゃんから電話がかかってくると一瞬ビビります(笑)



先週金曜日、そのDAIちゃんからの電話。

「あんちゃーーん、あんなぁ~、ちょっと相談なんやけどぉ」

やだやだ、こっわーーーい、なんだろう・・・

今回のわがままは、

以前、個人的に頼まれたDAIちゃんの

グループの刺繍バッジの2個だけ追加オーダー&月曜日発送希望。


なんだ、今回は大したことないや、ほっ。

まー仕方ない、他でもないDAIちゃんの頼み、やりますよ!


うちには家庭用ですが、

なかなか優秀な刺しゅうミシンがあるんです。


ブラザー INNOVIS 5000


「ししゅうPRO」というソフトでデータを作ってミシンにセット。
(このデータ作りが面倒なのですが、今回は前に作ってあったので。)
あとはミシンの指示に従うだけです。


まずは白ベースに刺繍スタート



1色目の白が終わったら、
2色目の緑に糸交換してリスタート

ミシンの画面には
「今、ここ縫ってます。」
ってな感じで表示されます。

ほら、できた。
刺繍完了!

ザックリを粗裁ちし、
両面テープ付の芯材にはりつけ厚みを持たせます。

2個だけのリオーダーだったのですが、
また恐怖の追加オーダーが来たら怖いので、
2個多く作っておいたよ。



しっかり接着させるために
ローラーでゴロゴロ。
こうするとしっかり圧着、はがれにくくあります。


本当なら抜き型を作ってきれいに裁断したいところですが、
まー個人的な商品ということで手裁ち。

縫い目ギリギリでカット。


ブローチピンをつけます。
やわらかい素材だったら手縫いでしっかり付くのですが、
針が通らないベースなのでボンド付けします。

ボンドを侮ることなかれ。
たっぷりつけてしっかりつきます。




はみだしても乾けば透明。
一日放置します。


ほら、ちゃんと出来ました。
裏側は芯地が丸見えだけど、
そこはご愛敬って事で。




DAIちゃん、今日発送するからちょっと待っててね♪

こんなわがままDAIちゃんのわがままを聞くのは、
DAIちゃんのことが大好きだから!

みんなが認める、
かっこよくてハイセンス、
本当に面倒見の良いみんなのアニキ的存在。

そんなアニキがいるお店、
姫路のJOLISACはこちら

見ているだけで楽しい、JOLISAC 楽天店


















2016年1月31日日曜日

恐怖の商品タグ付け

どんどん上がってくる商品たち。

この子たちはどんな方の所へ嫁に出るんだろうって想像にふける、

本当に幸せな時間です。

がしかし、

これらをタグ付け&梱包するのって私ひとり・・

以前はヘルプのM子がいたのですが今は一人です。




この子たちは昨日ケンさんちからピックアップしたタグ付け待ちの商品たち。

これだけなら1~2時間で終了なのですが…




こんな山がまだいくつかあります…恐怖。

その間にお客さんから「納品いつになる??」って

問い合わせの電話が鳴り響きます。

お待たせして本当にごめんなさい。

でも一生懸命出荷準備してますので今しばらくお待ちを!




2016年1月30日土曜日

納品はじまりました。職人ケンさんちにて。

お待たせしました~
やっと職人さんから製品アップが始まりました。

昨日、サポネッタの商品を作ってくれている職人ケンさんの所に、
商品を取りに行ってまいりました。


東京中央区からほぼ埼玉の足立区。
車で小1時間です。

ちょっとしたドライブ気分で、
商品のピックアップにケンさんちに行くのは結構好きです。

なんで配送にしないの??って言われそうですが、
ケンさんが、
「俺は下手だから、実際見てもらうまでは不安でたまらない」
と言って配送を拒むのですよ。

あらやだケンさん、かっこよすぎ♡


私が着いた時、商品の最後の作業をしていたので写真撮らせてもらいました。


サイドの革にカシメを打っています。
このカシメの機械は私がイタリア出張の時に
ケンさんにお土産で現地から送った物。

日本のプレス機に比べ
フットペダルがいらないので気軽に使えて便利。

音も出ないし、片手でしっかり打てるので
このタイプはなかなかいいです。

筒に白い紙が巻いてあるのは
レバーをひねった時に黒い油が飛ぶんです!
そのしぶきがシミになるので、油よけ。

やっぱりイタリア製の物ってこういう感じなんです(泣)
なんか抜けてる…


↑ケンさんがカシメったら

↓手前の部屋に積み上げていきます。

ちょっとちょっと~もう少し丁寧に扱ってよ~
しわが出来ちゃうよ~~

と言いたいところですが、
すかさずケンさん母が商品のお掃除&検品チェックに入ります。

まずはコロコロで大まかなごみをとり、
もちろん裏地もひっくり返してコロコロ。
↑こちらがケンさん母
コロコロ掛けてくれてます。


縫い目はきれい??
糸出てない??
細かくチェックして、問題があれば
「けーーーん!!」って
叫んでお直し!

本当に大丈夫??
しっかりチェックしてます。



きれいにお掃除してもらって、
しっかり検品してもらった商品達を
きれいに畳んで荷積みの準備します。

この時、また私の目で検品チェック。


↑きれいになった商品をたたむ私。

この時、ケンさん母と
「この子かわいい~~~」
「え~私はこの色がいい~~」
とガールズトークしながら作業してます。


で、私達が作業してた商品がこちら。

イタリアのデッドストック生地を使った、
使い勝手のよいトートバッグです。

画像の他にもいっぱい柄展開あります。

Sサイズ:¥12000+TAX
Mサイズ:¥14000+TAX

 






持ち手に使っているテープは麻素材で、
コットンテープと違い、つやがあって上質です。
カジュアルですがすごく品のあるトートバッグです。

画像の商品はデッドストック生地になりますので、
数に限りがございます。


お取り扱い店舗はまた後日アップしますね。







2016年1月28日木曜日

藤村先生の短パンセミナー


昨日はうちの近所の株式会社ラクーン主催の商売繁盛セミナーに行ってきました。

こういったセミナーは私初めてだったもので、

講義の内容にギラギラとした5時間でした。

↑の藤村先生はエクスマ創始者。

著書もいっぱい出版されていて超有名人。


で、↓この方ご存知でしょうか?

この藤村先生を師と仰ぐ短パン社長こと奥ノ谷 圭祐さん。

パイセンTVに出演してた時偶然観てて、

この人なんだ???って思っていました。

HPを拝見したら、本当にフツーに立派な株式会社ピーアイというアパレル会社の社長さん。






藤村先生も、短パン社長も商売人としてごくごく当たり前な事を
しつこいぐらいに言っていました。

でもこれを出来ないって言うんだって。

時間がないからとか、忙しいからとか理由づけて。

もうそういうのやめよう。

2016 クリオジー/サポネッタは変わろうと思います!




がんばります♪