こんにちは。
バッグ工房サポネッタです。
いつもお客様に、
「生産も自分でやってるんですか??」
とよく聞かれます。
私はクリエイターですが、ありがたいことに、
一人で生産出来る本数ではなくなってきました。
なのでお客様には
サンプルは自分で作って(お金ないんで)
生産準備は弊社で行い、
生産は職人さんが縫ってます。と伝えます。
今日から少し、生産準備の作業風景をお伝えしようかと…
非常に地味な作業なので面白いのかわかりませんが、
生産期間中の私の主な作業です。
今回は裁断編。
6~7割ほどは裁断屋さんにお願いしてます。
残りは私の手裁ちです。
生産準備:職人さんに渡す為のバッグの材料を準備する事。
職人さんには”あとは縫うだけよ”ってところまでセッティングして渡しています。
↓まずは抜き型を作り、
裁断屋さんへ素材と抜き型を持ち込んで裁断してもらいます。
↓こちら、めちゃめちゃお世話になっている尾谷さん。
サポネッタのような細かいオーダーも
嫌な顔一つせず受けてくれます。
このクリッカー、1トンとかあって、
置くスペースを選びます。
うちも置けるなら欲しいマシーンです。
アップでみるとこんな感じ。
抜き型を素材の上において、
手元のボタンを押すと”ホリイ”と書いてあるプレートが
水平に降りてドーンと抜き型を押す。
つまり、クッキーを型で抜きくときと同じです。
尾谷さんから上がってきた裁断物を
数はあっているか、
素材は指示通りか、
傷は入っていないかをチェックし、
縫製するときに必要なアタリを入れてセット。
革はこんな感じで裁断されます。
㊤ 革用抜き型
㊥ この抜き型で抜いた革の裁断物
㊦ 革を抜いた跡
で、こんな感じになります。
骨骨な感じ。
傷をよけながら無駄のない様に裁断してきます。
傷はこんな感じでよけますよ。
こうして無駄なく裁断しようと思っても
どうしても取り都合が悪く、
ゆえにコストが上がっちゃいます。
でもこれは天然皮革だからこそ仕方ないです!
だから革は高いんです!
こうして無駄なく裁断しようと思っても
どうしても取り都合が悪く、
ゆえにコストが上がっちゃいます。
でもこれは天然皮革だからこそ仕方ないです!
だから革は高いんです!
イタリアの場合は、画像のような明らかな傷以外は
結構無視して裁断しちゃいます。
えーって思いますが、
革って言わずもがな”生きていた動物の皮”。
傷はつきものです。
画像のような傷は、その革によって違いますが、
まあまあいっぱいあります。
イタリアの革屋さんに言われたことは、
「お前にだってニキビ跡ぐらいあるだろう!牛にだってあるんだよ!」
そりゃそうだ!
なのでちょっとの傷や色むらは
「本物の革」の証です!
それが嫌なら合成皮革(合皮)でどうぞ。
←左側 牛の脚側 右側 牛の背中→
ちなみに革ってこんな感じ。
上の方が少し欠けてますが大きいでしょ?
生き物に感謝!大事に無駄なく使わさせて頂きます!
なんかちょっと話がずれたかな・・・
なんかちょっと話がずれたかな・・・
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