こんにちは。
バッグ工房サポネッタです。
さてさて、いきなりですがこの機械なんだかわかりますか?
これは革の厚みを薄くする(漉く)機械、漉き機。
NIPPY社製を使ってる職人さんが多いみたいですが、
うちは西山社製です。
革をすくという工程は、
革自体に厚みがあるために、
折ったり、縫ったり、縫い返したりしにくいのですが、
革の厚みをすく(薄く)ことで、
これらの作業をよりきれいに、作業しやすくします。
革の厚みをすく(薄く)ことで、
これらの作業をよりきれいに、作業しやすくします。
今回はベタっと全面の革の厚みを薄くするベタズキをやります。
普通、こういうやり方はしないと思うんで、
自己流ってことで…
(靴メーカーに勤めてた時、
ヒール巻革とかを1枚だけ漉いたりするときにやってました。)
工程を説明しますね。
↓私が畳んでたこのバッグの持ち手についてる
革の部分。↓
ここにベタ漉きは必要です!
↓ここ!
もちろん革にもよりますが、
サポネッタで使用しているのは厚みのあるヌメ革なので、
漉かないと、こんな風には巻けません。
↓ほらね。
届かないでしょう?
↑ほら、こんなに厚い!
そこで漉き機の出番です。
この革をセットして、間を通った部分の革が薄くなります。
革は左から右へスライド。
↓こんな感じ。
スルスルーーーー
↓すると↓
漉いてない部分←左 右→漉いた部分
わかるかな?厚みの違い。
反対側も同じように漉いてベタズキ完了!
↓これだけ差があります。
㊤:ベタズキ後
㊦:ベタズキ前
さて明日はいよいよ縫ってみましょう。
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